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とっておき!祇園祭の楽しみ方(2009.06更新)


とっておき!祇園祭の楽しみ方

案内人はこちら!
案内人:未生流笹岡次期家元 笹岡隆甫さん 案内人:聖護院八ッ橋 鈴鹿可奈子さん 案内人:月刊誌「Meets Regional」元副編集長 保井戸宵さん
プロフィール:
大正時代創流の未生流笹岡の次期家元。11歳のころ祇園祭の大役・お稚児さんを務めた経験を持つ。
プロフィール:
聖護院に本店を構える「聖護院八ッ橋総本店」の長女として生まれる。現在は同社の取締役総務部長として活躍する。
プロフィール:
京阪神エルマガジン社『Meets Regional』の元副編集長。現在、某大手広告代理店CMプランナー。祇園祭には町衆として毎年参加している。
笹岡隆甫さんが教える祇園祭の見方!
一. 緊張感ただようお稚児さんの“注連縄切(しめなわぎり)”
二. 京都の家々や店に飾られる「桧扇(ひおうぎ)の花」
三. 宵々山から山鉾巡行までは四条通のショーウィンドウに注目!
一. 緊張感ただようお稚児さんの“注連縄切”
祭のハイライトといえば山鉾巡行の17日。毎年、籤(くじ) 取らずで先頭を行く長刀鉾は、唯一 生稚児(いきちご)が乗る鉾です。この日、稚児の最大の役目は、四条通に張られた注連縄を真剣で切り、巡行をスタートさせること。稚児が刀を手にすると、四条通を埋めつくす観衆が一瞬、水を打ったように静まり返ります。スパンッと注連縄を切り落とした瞬間、割れんばかりの拍手が沸き起こり、なんとも言えない高揚感が場を支配します。

二. 京都の家々や店に飾られる「桧扇の花」
祇園祭が近づく頃、京都の家々には桧扇の花が飾られます。桧扇は、黄色い花を咲かせるアヤメの仲間で、大きく広がる葉の姿が 桧(ひのき)の薄板で作った扇に似ています。末広がりでめでたく、涼感を呼ぶものとして祇園祭には欠かせない花とされています。力強く葉を広げた桧扇は、家のすみずみにまで祇園祭の熱気を充満させます。

三. 宵々山から山鉾巡行までは四条通のショーウィンドウに注目!
たくさんの町衆に支えられている祇園祭。私が稚児を務めた年、京都いけばな協会の会長を務めていた祖父もまた、いけばな界も祇園祭を盛り上げるお手伝いをしたいと考えました。一緒に禿(かむろ) を務めた幼馴染の「伊と忠」さんや懇意の「祇園辻利」さんと話し合い、四条繁栄会商店街・祇園商店街のご協力を得て、宵々山・宵山・山鉾巡行の3日間、四条通のお店のショーウィンドウに花を生けたのです。この祇園祭ストリートギャラリーは、今では祇園祭のもうひとつの楽しみとしてすっかり定着しています。
桧扇の花

※提供元:未生流笹岡家元事務局

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祇園祭の思い出
未生流笹岡次期家元 笹岡隆甫さん
小学5年生の時に、祇園祭の主役である長刀鉾の稚児を務めました。はじめは「鉾に乗るのはおもしろそう」と気軽に引き受けたのですが、連日大切な神事が続き、徐々に「遊び半分でやってはいけない」という自覚がめばえてきました。町内、稚児係、音頭取り、車方、屋根方、囃子方、曳き手など、たくさんの町衆の力によって支えられている祇園祭。子どもながらに祭に関わる人々の熱い思いを肌で感じとり、自然と背筋が伸びていったのを覚えています。
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鈴鹿可奈子さんが教える祇園祭の見方!
一.山鉾は夜より昼がおすすめ
二.7月14日〜16日の屏風祭も見逃せない
三.朱印を集めて鉾巡りを!

一.山鉾は昼より夜がおすすめ
祇園祭というと宵山のイメージが強いのですが、山鉾は歩行者天国の夜だけでなく、昼間も楽しむことができます。山鉾をじっくり見てみたいと思うなら、明るいうちに散策されることを断然おすすめします。明るいうちなら、動く美術館とも言われる鉾の装飾を細部までしっかり観察することができますよ。

二.7月14日〜16日の屏風祭も見逃せない
7月14日から16日までの間、山鉾町の旧家や老舗が所蔵されている美術品を公開しています。有料、無料とさまざまですが美術館に並んでいるのではなく、町並みの中でその家々の空気をまといながらすばらしい屏風が展示されています。個人が所蔵するものだけに、この時期しか観ることができない貴重な体験だと思います。

三.朱印を集めて鉾巡りを!
これは近年のことですが、ご朱印が各山鉾で発行されています。お寺さんのご朱印とは違い、スタンプラリーのようなものですが、各山鉾それぞれで異なったデザインがなされており、集めてまわるのも楽しいものです。また、祇園祭に欠かせない粽(ちまき)もそれぞれデザインが違うので、朱印を集めながらお気に入りのデザインの粽を探し、購入してみてはどうでしょうか。

杉本家「祇園会屏風祭」展
※提供元:杉本家
○杉本家「祇園会屏風祭」展
所在地:京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町116
アクセス:地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩約7分
電話番号:075-344-5724
開催日:7月14日 16:00-21:30、7月15・16日 10:00-21:30
入場料:1500円(維持保存協力金・高校生以下800円)
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祇園祭の思い出
鈴鹿可奈子さん
毎年、宵山に行われる祇園一力での表千家而妙会(じみょうかい)の茶会に寄せていただいているのですが、子供の頃は而妙会員としておもてなしをしている着物姿の父をいつもと違った距離感で見るのが楽しかった覚えがあります。ちなみに昭和35年にこのお茶会で生八ッ橋でこしあんを包んだお菓子を出し、おもてなししたのが、現在のつぶあん入り生八ッ橋「聖」のいわれとなっています。
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保井戸 宵さんが教える祇園祭の見方!
一.神幸祭、還幸祭で見られる3基の神輿の辻回し
二.巡行のあと、山鉾の解体場面にも注目を!
三.長期滞在でクライマックス以外の名場面を狙え
一.神幸祭、還幸祭で見られる3基の神輿の辻回し
17日の夜に八坂神社から四条寺町東の御旅所に巡行するのが3基の神輿。山鉾巡行の日の18時ごろに南楼門を出発して西楼門の石段下に集合します。ここで3基の神輿が順に辻回しを行いますが、その荒々しさは昼の山鉾巡行とは違った魅力に満ちています。八坂神社から御旅所に向かうのが神幸祭、その逆で御旅所から神社に帰ってくるのが還幸祭です。

二.巡行のあと、山や鉾の解体場面にも注目を!
祇園祭のクライマックスといえばやはり山鉾巡行です。けれど、そのあとに行われる鉾の解体も、じつはとても美しいもの。山や鉾は釘を1本も使わず、麦縄だけで組み立てられていますから、決められた手順に沿って縄を解いていくと、驚くほどあっという間に解体が終わります。手順の鮮やかさはもちろんですが、「もののあわれ」や、幽玄、そして刹那が感じられる場面ではないかと思っています。

三.長期滞在でクライマックス以外の名場面を狙え
麻生圭子さんの『東京育ちの京町家暮らし』の第1章のタイトルに「祇園祭で知った、京町家の奥座敷」とあります。今や京都暮らしのエキスパートのような彼女も、町家を知ったきっかけは祇園祭から、というのは有名なエピソードです。暑い京都ではありますができることならば7月16・17日だけでなく1週間から10日くらいは滞在して、目や口、耳、体を使い、さまざまな側面から祇園祭を感じてほしいですね。
3基の神輿の迫力の辻回し
※提供元:八坂神社
○八坂神社
所在地:京都市東山区祇園町北側625
アクセス:京阪「祇園四条」より徒歩約5分
電話番号:075-561-6155
URL:http://www.yasaka-jinja.or.jp/
開催日:神幸祭 7/17 16:00〜、還幸祭7/24 22:00〜
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祇園祭の思い出
保井戸宵さん
町衆として祭にかかわっている人間にとって、祇園祭とは毎年のことなので、特別な思い出…というのは思いつかないものですが、08年に山や鉾の重さを測ったのはおもしろかったですね。町衆としてはいつもと違う出来事で、ちょっとしたテンションが加わるのはいいことだと思いました。文化保護のための調査だったのですが、最重の鉾はやはり長刀鉾で、11.10トンという結果でした。
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過去の祇園祭の情報はこちら!

2007年  2008年
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