大政奉還から150年。二条城界隈を歩こう

取材スタッフのおすすめポイント
取材スタッフ 2017年は徳川幕府が終焉を遂げた大政奉還から150年にあたる年。大政奉還への決意表明の舞台となったのが、世界文化遺産・二条城二の丸御殿です。節目の年に歴史の舞台を歩き、今こそ新時代の風を感じてみませんか。
参考:【大政奉還150周年記念プロジェクト 公式サイト】
取材スタッフのおすすめポイント
 
「JR二条駅」からスタートです!  「京都所司代上屋敷跡」 「元離宮二条城」 「二條陣屋」 「神泉苑」
幕府の重職が活躍した往時に思い馳せて
京都所司代上屋敷跡
徳川幕府における京都所司代とは、朝廷、近畿・四国の大名の監視、京都諸役人・町方の統率を担う重職。3万石以上の譜代大名から任命され、幕府の老中につぐ最重要役職とされていました。二条城の北一帯の広大な敷地に上屋敷や堀川屋敷、千本屋敷などが広がっていましたが、文久2(1862)年に京都守護職が設けられると所司代はその管轄下に属し、王政復古によって廃止されました。
そして大政奉還後の明治3(1870)年、跡地にわが国最初の中学校・京都府立京都第一中学校が建てられ、現在は待賢小学校となった一角に石碑が残されています。

所在地:京都市上京区猪熊通丸太町下ル藁屋町
アクセス:JR・地下鉄東西線「二条」駅より徒歩約17分、市バス10・93・202系統他「堀川丸太町」より徒歩約3分
時間・料金:見学自由
休日:年中無休
MAP   周辺のホテル首都圏発静岡発中部発
京都所司代上屋敷跡
現在は跡地の大半が待賢小学校用地となっており、猪熊通に面した一角に石碑と駒札があります

京都所司代上屋敷跡
上京区民誇りの木・ヒマラヤスギの大木の横に建つ駒札。周辺は住宅や公園などがあり閑静な雰囲気
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「元離宮二条城」まで徒歩約10分(約900m)
猪熊通を南下すると二条城の外濠が見えてきます。外周は約1.8km、緑の多い環境でジョギングやウォーキングをする人も多いそう。
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新時代の幕開けの舞台となった二条城
元離宮二条城
二条城は、徳川家康が慶長8(1603)年に京都御所の守護と将軍上洛時の宿所として造営した城で、京都における江戸幕府の権威の象徴でもありました。現存する二の丸御殿(国宝)は6棟からなる武家風書院造。部屋の障壁画は狩野派の名作が揃い、彫刻、飾金具を含めて桃山美術の粋を伝えています。
慶応3(1867)年、二条城二の丸御殿の大広間で、15代将軍・慶喜が政権を朝廷に返上するという「大政奉還」の意を表明し、武家政権の幕が下ろされました。新しい国づくりへの転換期を見つめた歴史的な舞台は明治期に離宮となり、平成6(1994)年にユネスコ世界遺産に登録され、今も多くの人を迎えています。

所在地:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
アクセス:地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約5分、市バス9・101系統他「二条城前」より徒歩すぐ
電話番号:075-841-0096(元離宮二条城事務所)
URL:http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/nijojo/
開城時間:月曜日〜日曜日 8:45-16:00(17:00閉城)
休日:年末年始ほか ※事務所まで要問合せ
入城料:大人600円
MAP   周辺のホテル首都圏発静岡発中部発
元離宮二条城
本丸御殿の南方には桜の園・梅林広がり、写真はその入口にある南中仕切門。立派な石組みが目を引きます

元離宮二条城
陽光に包まれた本丸庭園。本丸御殿は天明の大火で焼失し、現在の建物は京都御苑内にあった旧桂宮御殿を移築したもの(重文)です
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  「二條陣屋」まで徒歩約12分(約1.2km)  
江戸後期、二条城から堀川通を挟んだ東側一帯には福井藩の藩邸があり、現在は石碑が残ります。幕末の藩主・松平慶永(春嶽)は橋本左内を登用し、肥後熊本藩から横井小楠を招聘して藩政改革を行ったそう。
※写真は堀川・二条橋付近の遊歩道
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機知に富む意匠が施された江戸期の建築
二條陣屋(重要文化財 小川家住宅)
江戸初期に創建された米・両替商を営む萬屋平右衛門の屋敷。二条城の城下にあり、京都所司代に仕える諸大名の陣屋、奉行所の公事宿としても利用されました。商家と武家の2つの側面を持ち、陣屋建築・数奇屋建築・防火建築などの観点からも価値が高いことから、国の重要文化財に指定されています。
屋敷内で最大の「大広間」(写真)は大名が宿泊した書院造の一室。桐の格天井や九谷焼の釘隠しなど、細やかな意匠が目を引く一方で防御上の工夫もなされており、天井裏には見張り部屋である武者隠が備えられています。これら機知に富む数々の意匠はガイド付きで見学可能。江戸期の建築を今に伝える貴重な屋敷は一見の価値があります。

所在地:京都市中京区三坊大宮町137番地
アクセス:地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約4分、JR・地下鉄東西線「二条」駅より徒歩約10分
電話番号:075-841-0972
URL:http://nijyojinya.net/
時間:月曜日〜火曜日、木曜日〜日曜日の(1)10:00〜/(2)11:00〜/(3)14:00〜/(4)15:00〜 ※各回約1時間・電話での予約制
休日:水曜日、年末年始
見学料:一般1000円、高校生800円 ※見学は高校生以上に限る
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二條陣屋(重要文化財 小川家住宅)
大広間に隣接する「お能の間」。檜板張りの床下には甕が埋めてあり、音響効果を高める造りになっています

二條陣屋(重要文化財 小川家住宅)
小川家のルーツが奈良であることから「春日の間」は奈良好みの数寄屋造りで、庭園には春日大社の分社が祀られています
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  「神泉苑」まで徒歩約2分(約120m)  
二條陣屋を後にして北へ向かうと御池通(おいけどおり)が見えてきます。通りを渡って西へすぐ。通り名の由来にもなった池を有する神泉苑が見えてきます。
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都の移ろいを見守ってきた平安京最古の庭園
神泉苑
平安京造営の際、大内裏の南の沼を開いて苑池として設けられ、常に清泉が湧き出すことから神泉苑と名付けられました。平安京最古の庭園とされ、歴代の天皇や貴族により舟遊や花見、弓射、相撲などの行事や遊宴がここで行われました。
1602年、家康の二条城築造により神泉苑の北側の大半が削られ、湧水は城堀に使われることに。その後1607年、筑紫の僧・快我が復興のため勧進を行い、所司代・板倉勝重、片桐且元らの協力により真言宗の寺院になりました。今なお水をたたえる苑池と四季の草木を眺め、過ぎ来し方に思い馳せてみては。

所在地:京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町167
アクセス:地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約4分、JR・地下鉄東西線「二条」駅より徒歩約8分
電話番号:075-821-1466
URL:http://www.shinsenen.org/
時間:月曜日〜日曜日 8:30-20:00 ※桜・モミジのライトアップ期間は夜間の延長あり
休日:年中無休
料金:参拝自由、朱印300円
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神泉苑
貞観5(863)年には国家により初の御霊会が行われ、宗教霊場として信仰を集めるとともに、後の祗園祭のルーツになりました

神泉苑
池の東側にある「矢剱大明神」。この他にも龍神が宿るという「善女龍王社」や恵方を礼拝する「歳徳神」などが祀られています
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お疲れ様でした。
  感想  
神泉苑の北側は押小路通に面しています。通りに面して西へ、二条駅に向かう道中に東町奉行所跡碑があります。奉行所では京都の行政や司法、警察全般を担当するほか、幕府領の租税徴収や寺社領の訴訟処理を担っていました。
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