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戦国時代展 A CENTURY OF DREAMS


見どころ
日本における戦国時代といえば、下克上の言葉に代表されるように、室町幕府の衰退に伴って各地で群雄が割拠し、相次ぐ戦乱によって国の秩序が大きく乱れた時代だとイメージされてきました。ところが近年では、研究の進展により、このようなイメージが見直されるようになっています。
幕府の衰退により政治的な中央集権が次第に薄れ、上杉謙信、武田信玄、毛利元就、織田信長など有力な大名たちはそれぞれの地方で、自らの領国の経営に力を入れるようになります。その過程で、絵画や建築、そして茶の湯など、京都で成熟した文化は列島各地へもたらされ、新たな地域文化として再生産されました。戦国時代は列島規模で各地に大きな文化的、経済的な実りをもたらした時代ということができます。
本展では、戦国時代に列島の各地で生成された歴史資料や美術工芸品を一堂に展示し、多様な広がりを見せる時代を叙述しつつ、逞しく躍動した人々の姿を追います。新たな戦国時代像を描くこの展覧会が、様々な困難に直面する私たちに対して、豊かな未来を創造する活力となることを願っています。

みどころ
一、 100年におよぶ戦国時代を網羅する、歴史ファン必見の展覧会!
日本における戦国時代は、享徳3年(1454)に関東で始まった「享徳の乱」、応仁元年(1467)に京都で勃発した「応仁・文明の乱」をきっかけに始まります。そして天正元年(1573)の織田信長による将軍・足利義昭追放の頃を安土桃山時代の始まりとすることから、教科書などではこの頃を戦国時代の終わりとしています。本展は、この100年あまりに及ぶ時代を網羅的に紹介するこれまでにない展覧会です。
二、 北条早雲、毛利元就、上杉謙信、織田信長、そして狩野派絵師ら、時代を生きた人々の「夢」に迫る。
列島各地で台頭した個性際立つ戦国武将たち、そして時の権力者たちのために作品を描き続けた初期の狩野派絵師や様々な文化人など、戦国時代には、自らの夢を追い求めた人々が数多く存在します。本展では様々な資料を元に、激動の時代を逞しく生きた人々の「夢」が何であったかを追い求めます。
三、 全国各地の貴重な歴史資料、美術工芸品を一堂に展示。
室町幕府の衰退は、列島各地で有力大名の領国強化を加速させました。その中で、絵画や茶の湯など、京都で成熟した文化が各地へもたらされ、新たな地域文化として再生産されました。本展では、日本全国に伝わる貴重な歴史資料や美術工芸品を一堂に展示。戦国時代が文化的、経済的に実り多き時代であったことを叙述します。

展示構成
本展は4つの章に分けて、戦や人々、花開いた文化などを展示・解説します。

第1章 合戦 -静寂と喧騒-

戦国時代。武将たちはどのように戦っていたのか。
戦場の光景はどのようなものであったのだろうか。

武器を交わすことだけが戦場ではない。軍旗がはためく陣中には兵士の生活があった。
また、戦闘の指揮には法螺貝や軍鐘が用いられ、突き進む軍勢の雄叫びや地響きとともにさまざまな音が轟いていたであろう。戦場の静寂と喧騒を伝える、これらの戦道具からは合戦のリアリティを、より豊かに感じることができる。
芸州厳島御一戦之図

芸州厳島御一戦之図 山口県文書館蔵
※前期(11月23日〜12月25日)展示



第2章 群雄 -翔けぬけた人々-

第2章

黒塗紺糸威具足

秋田市指定有形文化財 黒塗紺糸威具足 天文5年(1536)
秋田市佐竹史料館蔵 ※後期(1月2日〜1月29日)展示

戦国武将の名前を見たり、聞いたりしたとき、まず頭に浮かぶのはその顔ではないだろうか。私たちは教科書で見るような、広く知られた肖像画によって武将のイメージを形作っている。一方でそれとは異なる肖像画もあったりする。そのイメージは一つとは限らない。

武将のすがたは、そのゆかりの品々にも現れる。肖像画の伝わらない武将はいうまでもなく、時には肖像画をも超えて、それがその象徴になることもある。甲冑や武器はその代表であろう。それには外見だけではなく、武人としての理想や思考を見出すこともできる。
國綱

重要文化財 太刀 銘 安綱 (鬼切)平安時代後期
京都・北野天満宮蔵 ※後期(1月2日〜1月29日)展示

第2章

織田信長像

織田信長像 17世紀頃 京都・大雲院蔵
※前期(11月23日〜12月25日)展示

兜・大袖付

重要文化財 色々威腹巻 兜・大袖付 室町時代
島根・佐太神社蔵 ※前期(11月23日〜12月25日)展示



第3章 権威 -至宝への憧れ-

応仁・文明の乱などの大乱を経て、列島各地には様々な権力が生まれ、京都の政治的な位置付けは大きく後退した。しかし、戦乱の世にあっても、京都で蓄積された美術品や長い時間をかけて整えられた制度・秩序は、なおも列島各地に影響を与えたのである。
狩野派が幕府や有力寺院のもとで多種多様な絵画作品を生み出すのもこの時代からである。これらの美術品は、各地の有力者に譲られ、それぞれの地域であらたな役割を担った。戦国時代に至っても、京都で生みだされた秩序や文化は、列島を一つに結んでいた。

四季花鳥図屏風
重要文化財 四季花鳥図屏風 
右隻 狩野元信筆 
室町時代・天文18年(1549) 
兵庫・白鶴美術館蔵 ※1月9日〜1月29日展示



第4章 列島 -往来する人と物-

戦国時代のはじまりの頃、この時期は今につながる村や町が成立した時でもあった。村人、町人、商人などのあらゆる階層が活躍し、多くのひとびとが列島を旅するようになった。
国内の旅を支えた交通は、さらに列島の外へも通じていた。北方ではアイヌ社会との交流、西国では中国や朝鮮などとの通交、さらに南方からはのちの南蛮貿易につながる東南アジアとの交易である。また西国では色鮮やかなアジアからの陶磁器が室内を飾った。列島の縁辺では、周辺の異文化と接触があり、そこで得られたさまざまな商品が国内に流通することになった。
開催概要
名称 戦国時代展 A CENTURY OF DREAMS
会場 東京都江戸東京博物館
 東京都墨田区横網1-4-1
◆「両国」駅…JR総武線 西口下車 徒歩3分
        …都営地下鉄大江戸線 A3・A4出口 徒歩1分
会期 2016年11月23日(水・祝) 〜 2017年1月29日(日)
  ※会期中に展示品の入れ替えがあります。
休館日 毎週月曜日、年末年始[12月26日(月) 〜 1月1日(日)]
※ただし1月2日、9日、16日は開館します。
開館時間 9:30 〜 17:30 (土曜日は19:30まで)
※入館は閉館の30分前までとなります。
入場料
  特別展専用券 特別展・常設展共通券 特別展前売券
一般 1,350円 1,560円 1,140円
65歳以上の方 680円 780円 470円
大学生(専修・各種含む) 1,080円 1,240円 870円
高校生・中学生(都外) 680円 780円 470円
中学生(都内在学または在住)・小学生 680円 なし 470円

※未就学児童、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、
  その付き添いの方(2名まで)は観覧料が無料です。
※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展示室観覧料が無料のため、共通券はありません。
※前売券は8月13日(土)から11月22日(火)まで販売します。
お問い合わせ 03-3626-9974(代表)

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掲載日:2016/09/27



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