東京ガイドマップ

東京観光おすすめスポットなら東京ガイドマップ

興福寺中金堂再建記念特別展 「運慶」


天才仏師・運慶から、父・息子たちまで、三代にわたる数々の傑作が史上最大規模で集結
日本で最も著名な仏師、運慶(生年不詳 〜 一二二三)。
その卓越した造形力によって、まるで生きているかのような写実性にあふれる像を生み出し、輝かしい彫刻の時代を牽引しました。
運慶が活躍した平安時代から鎌倉時代にかけては、まさに動乱の時代でした。治承四年(一一八〇)に始まった源平の戦いは津々浦々に波及し、やがて政権は貴族から武士へと引き継がれてゆきます。このようななかで運慶は、平家の焼き討ちによって灰燼に帰した奈良の興福寺や東大寺の復興に尽力するとともに、貴族のみならず新興勢力である東国武士からの依頼を受け、仏像を制作したことが知られています。
運慶は奈良、京都に拠点を置いて仏師の工房を率い、多くの仏像を残しました。本展覧会は、運慶と縁の深い興福寺の中金堂が約三百年ぶりに再建されるのを記念して開催するもので、これを機に各地の名品を一堂に集めて展観いたします。
さらに運慶の父である康慶(こうけい)、息子の湛慶(たんけい)、康弁(こうべん)ら親子三代にわたる作品を通じて作風の樹立から次代への継承をたどるとともに、最新の学術研究の成果も盛り込みます。これまでにない規模の、運慶芸術の真髄をたっぷりとご堪能いただける展覧会です。


第1章  運慶を生んだ系譜 −康慶から運慶へ−
運慶の生年は不明ですが、息子・湛慶が承安三年(一一七三)生まれであること、処女作と見られる円成寺の大日如来坐像(国宝)を安元元年(一一七五)に着手していることから、おおよそ一一五〇年頃と考えられます。 平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像(国宝、天喜元年〈一〇五三〉)の作者である大仏師・定朝(じょうちょう)から仏師集団は三つの系統に分かれましたが、運慶の父・康慶は興福寺周辺を拠点にした奈良仏師に属していました。
院派、円派の保守的な作風に対して、奈良仏師は新たな造形を開発しようとする気概があったようです。
ここでは、運慶の父あるいはその師匠の造った像と、若き運慶の作品を展示し、運慶独自の造形がどのように生まれたのか、その源流をご紹介します。

大日如来坐像
国宝 大日如来坐像  運慶 作
平安時代・安元2年(1176)  奈良・円成寺 蔵  写真:飛鳥園
第2章  運慶の彫刻 −その独創性−
文治二年(一一八六)に運慶が造った静岡・願成就院(がんじょうじゅいん)の阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)、不動明王(ふどうみょうおう)および二童子立像(にどうじりゅうぞう)、毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)(いずれも国宝)の五軀には全く新しい独自の造形が見られます。
建久八年(一一九七)頃の高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)の八大童子立像(はちだいどうじりゅうぞう)(国宝)は入念な玉眼(ぎょくがん)の表現、立体的に表した頭髪と墨描した後れ毛などが写実性に富み、情までも表現されています。
晩年の無著(むじゃく)菩薩立像・世親(せしん)菩薩立像(いずれも国宝)は、圧倒的な存在感と精神的な深みが感じられます。
鎌倉時代の人々が仏像に求めたのは、仏が本当に存在するという実感を得たい、ということだったでしょう。
運慶はその要求を受け止めて、余すところなく応えたのです。

聖観音菩薩立像 八大童子立像のうち制多伽童子 四天王立像のうち多聞天
重要文化財 聖観音菩薩立像 運慶・湛慶作
鎌倉時代・正治3年(1201)頃 愛知・瀧山寺 蔵
写真:六田知弘
国宝 八大童子立像のうち制多伽童子 運慶 作
鎌倉時代・建久8年(1197)頃 和歌山・金剛峯寺 蔵
写真:高野山霊宝館
国宝 四天王立像のうち多聞天
鎌倉時代・13世紀  奈良・興福寺 蔵(南円堂安置)
写真:飛鳥園
第3章  運慶風の展開 −運慶の息子と周辺の仏師−
運慶には六人の息子がおり、いずれも仏師になっています。
そのうち、単独で造った作品が残るのは湛慶・康弁・康勝です。ここでは湛慶と康弁の像を展示します。
運慶の後継者として十三世紀半ばまで慶派仏師を率いた湛慶は多くの作品を残しました。
快慶とともに造像したこともあるためか、運慶の重厚な作風より快慶の洗練に近づいています。
しかし、京都・高山寺(こうさんじ)の牡牝一対の鹿や子犬(いずれも重要文化財)、高知・雪蹊寺(せっけいじ)の善膩師童子立像(ぜんにしどうじりゅうぞう)(重要文化財)などの写実性と繊細な情感表現は、運慶風を継承したものです。
康弁作の龍燈鬼立像(りゅうとうきりゅうぞう)(国宝)は力士のようなモデルの存在を思わせる筋肉の表現において、より直接的に運慶とつながっています。
このほか、運慶にきわめて近い作風の像を展示します。

十二神将立像のうち戌神 天燈鬼立像 龍燈鬼立像
重要文化財 十二神将立像のうち戌神
鎌倉時代・13世紀 東京国立博物館 蔵
国宝 天燈鬼立像
鎌倉時代・建保3年(1215) 奈良・興福寺 蔵
国宝 龍燈鬼立像 康弁 作
鎌倉時代・建保3年(1215) 奈良・興福寺 蔵


開催概要
名称 興福寺中金堂再建記念特別展 「運慶」
会期 2017年9月26日(火)〜11月26日(日)
  *会期中に一部作品の展示替えがあります。
会場 東京国立博物館 平成館
 東京都台東区上野公園13-9
◆「上野」駅………JR山手線・京浜東北線 公園口より徒歩10分
………東京メトロ銀座線・日比谷線 7番出口より徒歩15分
◆「京成上野」駅…京成電鉄 正面口より徒歩15分
◆「根津」駅………東京メトロ千代田線 2番出口より徒歩16分
◆「鶯谷」駅………JR山手線・京浜東北線 南口より徒歩10分
入場料
    当日券   前売券
一般 1,600円 1,400円
大学生 1,200円 1,000円
高校生 900円 700円

*中学生以下は無料となります。
*障がい者とその介護者一名は無料です。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。
*前売券は、東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、展覧会公式サイト、
ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアで、2017年7月1日(土)〜9月25日(月)まで販売します。
開館時間 9:30〜17:00 (入館は閉館の30分前までとなります)
(ただし、金曜・土曜および11月2日(木)は21:00まで開館します)
休館日 月曜日(ただし10月9日(月・祝)は開館します)
お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
公式URL http://unkei2017.jp/(外部サイトへリンク)

東京国立博物館 周辺のホテルから探すツアー
カンデオホテルズ上野公園
カンデオホテルズ上野公園

【静岡発】 【中部発】 【関西発】
三井ガーデンホテル上野
三井ガーデンホテル上野

【静岡発】 【中部発】 【関西発】
特集"観る"一覧

掲載日:2017/07/27



※記載されている情報は全て取材時点のものです。

※各施設・イベント・料金等の情報は変更する可能性がありますので、ご了承下さい。

※掲載した情報、画像の無断転載を禁止します。

※本サイトに掲載の画像は全てイメージです。


ラインナップ

▲このページのTOPへ

JR東海ツアーズでは、京都旅行をはじめ新幹線を利用したお得なツアーを多数お取り扱いしています。当サイトでは、おすすめ情報や売れ筋ランキングなどの各種最新情報をご紹介。新幹線を利用したお得なツアーの検索、お申し込みもお受けしております。


京都 旅行をはじめ新幹線のお得なツアーはJR東海ツアーズ