【2024年版】
春の京都を彩る桜。穴場スポット15選をエリア別でご紹介

※2024年1月に更新した情報です

建仁寺と桜

はじめに

京都には桜の名所がたくさんあり、見頃を迎える3月下旬~4月上旬には多くの観光客で賑わいます。なかには混雑していてゆったりと桜を眺めづらい場所もあるため、「あまり知られていない桜スポットで静かにお花見を楽しみたい」とお考えの方もいることでしょう。

そこで、今回は京都において比較的混雑の少ない「桜の穴場スポット」を15ヶ所ご紹介します。洛中・洛東・洛西・洛南・洛北の5つのエリア別に、JR東海ツアーズがおすすめする隠れた名所をピックアップしました。

ぜひ参考にしながら、心ゆくまで桜と向き合えるオリジナルプランを計画してみてください。

京都の桜の開花時期は?

桜を楽しむ女性

京都全体での桜シーズンは、3月下旬~4月中旬といわれています。

ただし、場所によって見頃は異なるため、訪れたいスポットにおける例年の開花状況を事前にチェックしておくとよいでしょう。たとえば今回ご紹介するなかでは3月下旬なら「毘沙門堂」や「京都府立植物園」、4月中旬なら「三千院」や「二条城」などがおすすめです。

なお、同じ場所でも桜の種類によって開花状況は異なります。たとえば京都で最も多く見られるソメイヨシノの場合は4月上旬、早咲きの河津桜や寒桜は2月中旬~3月中旬、遅咲きの牡丹桜などは4月中旬~5月上旬に見頃を迎えます。

京都に存在する5つの「洛」エリア

今回は洛中エリア・洛東エリア・洛西エリア・洛南エリア・洛北エリアのエリア別に桜の穴場スポットをご紹介しますが、まずはそれぞれのエリアがどのあたりを指すのかを大まかに把握しておきましょう。

「洛」というのは「都」、つまり京都の意味を持ち、京都市内は主に洛中・洛東・洛西・洛南・洛北の5つのエリアに分けられます。かつて天皇が暮らしていた京都御所周辺が「洛中」で、碁盤の目のつくりが特徴的な繁華街です。

碁盤の目より外側のエリアは「洛外」と呼ばれており、銀閣寺や平安神宮、清水寺といった有名な寺社仏閣が点在する「洛東」、金閣寺や龍安寺のほか嵐山などの景勝地も含む「洛西」、伏見や宇治など京都駅の南に広がる「洛南」、山間の鞍馬や大原を含む自然豊かな「洛北」で形成されています。

それぞれに明確な境界線があるわけではありませんが、この5つのエリアを意識すると京都観光を効率的に楽しめるでしょう。

京都・「洛東」エリア 桜の穴場スポット

まずは鴨川より東に位置する「洛東」エリアに焦点を当て、桜の穴場スポットを3ヶ所ご紹介します。

1.樹齢150年を超えるしだれ桜 「毘沙門堂」

毘沙門堂の桜

毘沙門堂は京都市山科区に位置する天台宗の寺院で、「天台宗京都五門跡」のひとつです。戦いを司る武神・毘沙門天を祀っていることからその名が付き、毘沙門天坐像が安置されている本堂をはじめ後西天皇の御所を移築再建した「宸殿」、江戸時代に作庭された池泉回遊式の庭園「晩翠園(ばんすいえん)」といった多彩な見どころがあります。

自然豊かな境内には桜の木も多く、なかでも宸殿前にある直径30mもの枝張りのしだれ桜「毘沙門しだれ」は抜群の見応えです。また、本堂脇のソメイヨシノ、一切経蔵や勅使門の前のしだれ桜も素敵で、3月末~4月上旬にかけて境内各所で桜景色を堪能できます。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 3月末~4月上旬
所在地 〒607-8003
京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
グーグルマップで見る
電話番号 075-581-0328
アクセス JR琵琶湖線「山科」下車、北へ徒歩約15分
拝観時間 9:00 ~ 17:00(16:30受付終了)
※12月1日~ 2月末日は9:00~ 16:30(16:00受付終了)
公式HP http://bishamon.or.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

2.石川五右衛門が名言を放った三門が有名 「南禅寺」

南禅寺の桜

京都市左京区にある、臨済宗南禅寺派の大本山である南禅寺。日本3大門のひとつに数えられる重要文化財の三門や、江戸時代初期の代表的な枯山水庭園である「方丈庭園」、狩野探幽筆の襖絵「水呑の虎」など見どころ豊富な寺院です。

高さ22mを誇る三門周辺にはソメイヨシノや八重桜、しだれ桜といった約100本の桜の木が植えられており、4月上旬に見頃を迎えます。特に楼上から眺める境内の桜景色は圧倒される美しさで、石川五右衛門の「絶景かな。絶景かな」という名セリフはまさに楼上から満開の桜を見て誕生したといわれています。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 4月上旬
所在地 〒606-8435
京都府京都市左京区南禅寺福地町86
グーグルマップで見る
電話番号 075-771-0365
アクセス 地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩10分
拝観時間 8:40~17:00
※12月1日~2月末日は16:30まで
公式HP https://nanzenji.or.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

3.庭と絵画も楽しめる 「建仁寺」

建仁寺の三門と桜

京都五山のひとつに数えられる建仁寺は、京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院です。歴史ある美術品を多く所蔵していること、さらには「大雄苑(だいおうえん)」や「潮音庭(ちょうおんてい)」といった美しい日本庭園があることで有名ですが、桜が綺麗なスポットとしても隠れた人気があります。

境内の至るところにソメイヨシノやしだれ桜、河津桜などが植えられており、情緒漂う法堂や三門、放生池と織りなす光景は絶景です。祇園の花街からほど近い立地にありながらもそれほど混雑しない傾向があるので、観光の合間の休憩としてゆっくりと桜を楽しんではいかがでしょうか。

施設情報

例年の見頃 4月上旬
所在地 〒605-0811
京都市東山区大和大路通四条下る小松町584
グーグルマップで見る
電話番号 075-561-6363
アクセス 「京都駅」から市バス206系統「東山安井」下車 徒歩5分
拝観時間 10:00~17:00
公式HP https://www.kenninji.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

建仁寺は絵画でも有名

風神雷神図屛風
風神雷神図屛風(複製)
双龍図
双龍図

建仁寺は美術品の宝庫とも言われており、境内には国宝「風神雷神図屛風」や双龍の天井画「双龍図」や国宝といった由緒ある文化財を多く所蔵しています。歴史や「禅」の心を学ぶことができる貴重なスポットなので、ぜひ桜シーズンに限らず訪れてみてください。

なお、建仁寺では境内のすべてのエリアにおいて撮影OKとされており、自由に写真撮影を楽しめる点もおすすめポイントです。

京都・「洛西」エリア 桜の穴場スポット

次に、京都御苑から見て西側に位置する「洛西」エリアにおける桜の穴場スポットを3ヶ所ご紹介します。

4.「御室桜」の林がある 「仁和寺」

仁和寺の桜

京都市右京区にある仁和寺は、真言宗御室派の総本山の寺院です。広大な境内には国宝に指定されている最古の紫宸殿「金堂」をはじめ、重要文化財の「五重塔」や極彩色の御堂「観音堂」など、江戸時代創建の歴史的建造物が立ち並びます。

遅咲きの桜の名所としても知られており、例年4月上旬~中旬にはソメイヨシノやしだれ桜が境内を華やかに彩ります。なかでも中門内の西側一帯に咲く「御室桜(おむろざくら)」は迫力満点で、特に五重塔をバックに眺める桜景色は絶景です。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 4月上旬~4月中旬
所在地 〒616-8092
京都府京都市右京区御室大内33
グーグルマップで見る
電話番号 075-461-1155
アクセス 嵐電北野線「御室仁和寺駅」からすぐ
拝観時間 9:00~17:00
公式HP https://ninnaji.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

5.枯山水の石庭と桜のコントラスト 「龍安寺」

龍安寺の桜

「古都京都の文化財」として、1994年に世界遺産に登録された龍安寺。白い砂に15の意思を配置した枯山水の石庭「方丈庭園」が世界的に有名であるほか、境内の3分の1以上を占める広大な「鏡容池(きょうようち)」も見どころのひとつです。

四季折々の景観を楽しめる場所としても人気で、桜の開花時期には約400本の桜が境内を彩ります。特に石庭の塀からのぞくしだれ桜は息をのむほどの美しさで、桜の淡いピンク色と石の白、植物の緑とのコントラストによってフォトジェニックな写真撮影を楽しめるでしょう。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 4月上旬
所在地 〒616-8001
京都市右京区龍安寺御陵下町13
グーグルマップで見る
電話番号 075-463-2216
アクセス 京福電気鉄道北野線「龍安寺駅」から徒歩7分
拝観時間 3月1日~11月30日8:00~17:00
12月1日~2月末日8:30~16:30
公式HP http://www.ryoanji.jp/top.html

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

お寺や神社には桜の名所もいっぱい。こちらの記事で詳しくご紹介しています。

6.借景式山水庭園と桜が鑑賞できる 「正法寺」

正法寺の桜

京都市西京区にある正法寺は、鑑真和尚の高弟・智威大得が創建したものと伝えられる真言宗の寺院です。境内には全国各地から集められた200トンもの巨岩や奇石が配置されており、「石の寺」とも呼ばれています。

4月上旬~中旬にはしだれ桜や八重桜、山桜といった多彩な桜が敷地全体を彩り、特に朱塗りの極楽橋から本堂に続く参道や宝生殿の前庭、宝生苑などで優美な桜景色を楽しめます。東向日駅から阪急バス(南春日町行)で25分ほどと最寄り駅から離れた場所にありますが、その分お気に入りの隠れ家として静かに桜を堪能できるでしょう。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 4月上旬~4月中旬
所在地 〒610-1153
京都市西京区大原野南春日町1102
グーグルマップで見る
電話番号 075-331-0105
アクセス 阪急電車「東向日」駅・JR「向日町」駅下車
→阪急バス 66系統「南春日町」下車 徒歩約8分
拝観時間 9:00~17:00
公式HP http://www.kyoto-shoboji.com/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

お寺や神社には桜の名所もいっぱい。こちらの記事で詳しくご紹介しています。

京都・「洛北」エリア 桜の穴場スポット

続いては、京都御苑から見て北側の「洛北」エリアにおける桜の穴場スポットをご紹介します。

7.生きた植物の博物館 「京都府立植物園」

京都府立植物園の桜

賀茂川沿いに位置する京都府立植物園は、公立の総合植物園としては日本で最も古い歴史を誇ります。約24万平方メートルの広大な敷地には12,000種類ほどの多彩な植物が植えられており、四季折々の草花を鑑賞できる美しい花壇や珍しい熱帯植物が揃う温室、英国風のおしゃれなバラ園など見どころ豊富です。

また、桜の木も180品種・500本ほどと種類も数も多く、3月上旬の寒桜や河津桜に始まり4月上旬のソメイヨシノや八重紅しだれ、そして4月下旬の菊桜まで、長期間に渡ってお花見を楽しめます。例年3月下旬~4月上旬に開催される夜桜ライトアップでは幻想的な桜景色も堪能できるので、ぜひ公式ホームページにて開催情報をチェックしてみてください。

施設情報

例年の見頃 3月上旬~4月下旬
所在地 〒606-0823
京都府京都市左京区下鴨半木町
グーグルマップで見る
電話番号 075-701-0141
アクセス 京都市営地下鉄「北山駅」3番出口すぐ
拝観時間 9:00~17:00
公式HP https://www.pref.kyoto.jp/plant/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

8.桜園を彩る圧巻のしだれ桜 「妙満寺」

妙満寺の桜

妙満寺は、京都洛北の岩倉にある顕本法華宗総本山の寺院です。俳諧の祖といわれる松永貞徳によって作庭された座観式の枯山水庭園「雪の庭」が有名ですが、知る人ぞ知る桜の名所でもあります。

境内にある桜園を中心に桜守・佐野藤右衛門によって寄贈されたしだれ桜が植えられており、4月上旬~中旬にかけて楽しめる桜景色は絶景の一言。開花期間中の1週間程度は夜間ライトアップも開催されているので、幻想的な夜桜を堪能したい方はぜひ開催日程をチェックしてみるとよいでしょう。

施設情報

例年の見頃 4月上旬~4月中旬
所在地 〒606-0015
京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
グーグルマップで見る
電話番号 075-791-7171
アクセス 叡山電鉄「木野駅」下車。徒歩5分
拝観時間 9:00~16:00
公式HP https://myomanji.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

9.静かな山里のお寺 「京都大原三千院」

三千院の桜

京都の北、大原エリアにひっそりと佇む三千院は、皇子・皇族が代々に渡って住職を勤めてきた天台宗の門跡寺院です。境内には京都市指定名勝となっている池泉観賞式庭園の「聚碧園(しゅうへきえん)」と池泉回遊式庭園の「有清園(ゆうせいえん)」、重要文化財である「往生極楽院」に安置された国宝・阿弥陀三尊像といった見どころがあり、京都情緒あふれる優美な空間は多くの観光客を魅了します。

春になるとソメイヨシノやしだれ桜、山桜など約100本の桜が咲き誇り、なかでも「奥の院」のしだれ桜は圧倒的な見ごたえです。境内の外にも桜の木が多数植えられており、のどかな大原の山里と織りなす桜景色に心癒されます。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 4月中旬
所在地 〒601-1242
京都府京都市左京区大原来迎院町540
グーグルマップで見る
電話番号 075-744-2531
アクセス JR京都駅から京都バス大原行で約90分 「大原」から徒歩10分
拝観時間 9:00~17:00
公式HP http://www.sanzenin.or.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

京都・「洛中」エリア 桜の穴場スポット

続いては、京都御苑の近郊である「洛中」エリアにおける桜の穴場スポットをご紹介します。

10.歴史の移り変わりを見守ったお城 「二条城」

二の丸御殿と御所御車返し桜

二条城は、江戸幕府初代将軍徳川家康が、上洛時の宿所として築城しました。15代将軍慶喜が「大政奉還」の意思を表明するまで徳川幕府を見守り続けてきました。6棟が雁行形に建ち並ぶ国宝「二の丸御殿」や特別名勝に指定されている池泉回遊式庭園の「二の丸庭園」など見どころが多く、まさに京都が誇る世界文化遺産です。

城内北側の「清流園」と南側にある「桜の園」を中心に城内には約300本の桜が植えられており、3月下旬~4月中旬までお花見も楽しめます。しだれ桜や里桜、山桜、ソメイヨシノなど50品種を観賞できるので、ぜひ品種による違いにも注目しながら桜を満喫されてはいかがでしょうか。

なお、例年開花時期に合わせて「二条城桜まつり」が行われます。期間中の夜間にはライトアップやプロジェクションマッピングといったイベントが予定されており、桜と歴史的建築物が織りなす幻想的な世界を堪能できます。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 3月下旬~4月中旬
所在地 〒604-8301
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
グーグルマップで見る
電話番号 075-841-0096
アクセス 京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」からすぐ
拝観時間 8:45~16:00(閉城17:00)
公式HP https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

11.国宝の本堂前に咲く白いしだれ桜 「千本釈迦堂」

千本釈迦堂の桜

千本釈迦堂は鎌倉時代から続く真言宗智山派の仏教寺院で、正式名称を「大報恩寺」といいます。京都市内における最も古い仏教建築として国宝に指定されている本堂のほか、重要文化財の仏像が納められている「霊宝殿」など見どころ豊富な観光名所です。

本堂には「おかめ信仰」発祥の地としてたくさんのおかめが展示されており、春になると本堂前には樹齢約80年のしだれ桜「阿亀桜(おかめざくら)」が咲き乱れます。地面に届くほど伸びる枝が特徴の華麗な桜で、本堂やおかめ塚(阿亀塚)といった歴史ある建築物と織りなす光景はまさに絶景です。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 3月下旬~4月上旬
所在地 〒602-8319
京都市上京区七本松通今出川上ル
グーグルマップで見る
電話番号 075-461-5973
アクセス JR京都駅から市バス「50」(立命館大学前行)上七軒下車
拝観時間 9:00~17:00

12.いけばな発祥の地に咲く桜 「六角堂」

六角堂の桜

京都市内のビジネス街に位置し、いけばな発祥の地として有名な紫雲山頂法寺。聖徳太子が創建したと伝わる由緒ある寺院で、本堂が六角形を成していることから「六角堂」や「六角さん」の名で親しまれています。

京都の街中で桜を楽しめる穴場スポットとしても知られており、特に本堂の東側にあるしだれ桜「御幸桜(みゆきざくら)」は開花後に色が変わることで有名です。咲き初めは白に近い薄紅色で、次第に紅色へと変化していく様子からは京都の風情を感じます。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

「六角堂」については京都在住の現地スタッフもおすすめしています。こちらの記事もぜひ見てみてください。

施設情報

例年の見頃 3月下旬~4月上旬
所在地 〒604-8134
京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
グーグルマップで見る
電話番号 075-221-2686
アクセス 京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番出口から徒歩3分
拝観時間 6:00~17:00
公式HP https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

京都・「洛南」エリア 桜の穴場スポット

最後は京都駅よりも南に位置する「洛南」エリアに焦点を当て、桜の穴場スポットを3ヶ所ご紹介します。

13.源氏物語の庭に咲く紅しだれ 「城南宮」

城南宮の桜

京都市伏見区に位置する城南宮は、平安遷都にあたって守護神として創建された神社です。「春の山」「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」の5つの庭で構成される神苑「楽水苑」が有名で、時代によって異なる風情や多彩な草木を鑑賞できます。

「室町の庭」と「桃山の庭」には濃い紅色の花が特徴的な紅しだれ桜が植えられており、緑の芝生とピンク色の桜が織りなす風景は何とも素敵です。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 3月下旬~4月中旬
所在地 〒612-8459
京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
グーグルマップで見る
電話番号 075-623-0846
アクセス 近鉄京都線「竹田駅」下車徒歩15分
拝観時間 9:00~16:30(受付16:00終了)
拝観料 大人800円 小学生500円
公式HP https://www.jonangu.com/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

14.極楽浄土の再現 「平等院鳳凰堂」

平等院鳳凰堂の桜

平安時代に藤原頼通によって創建されたと伝わる、京都が誇る世界遺産「平等院」。この世に極楽浄土を再現するために造られたとされる「鳳凰堂」は国宝にも指定される大変貴重な建築物で、まるで池に浮かぶ宮殿のような美しい佇まいは見る者すべてを魅了します。

池の周囲にはしだれ桜やソメイヨシノなどが植えられており、満開期に見られる桜越しの鳳凰堂は息をのむ絶景です。池に映り込む鳳凰堂と桜の姿も風情があって素敵なので、ぜひさまざまな角度からフォトジェニックな写真撮影を楽しんではいかがでしょうか。

■関連リンク
詳しい見頃はこちら

施設情報

例年の見頃 3月下旬~4月上旬
所在地 〒611-0021
京都府宇治市宇治蓮華116
グーグルマップで見る
電話番号 0774-21-2861
アクセス JR宇治駅・京阪電鉄「宇治駅」から徒歩10分
拝観時間 8:30~17:30(17:15最終受付)
公式HP https://www.byodoin.or.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

15.山全体を彩る1000本の桜 「石清水八幡宮」

石清水八幡宮の桜

標高123mの男山山上に位置する石清水八幡宮は、厄除開運・必勝祈願のパワースポットとして人気の神社です。国宝に指定されている八幡造りの本殿や表参道にある「高良神社」、石清水が湧き出る「石清水社・石清水井」などが有名で、年間を通じて多くの観光客が訪れます。

境内では春になるとソメイヨシノやしだれ桜、山桜といった約1000本の桜が咲き誇り、特に頓宮から表参道沿いで見られる光景は見ごたえ抜群です。また、満開期には男山全体が桜色に染まり、ケーブルカーで移動する際にも壮大な桜景色を堪能できます。

例年「男山桜まつり」が開催されるため、ぜひスケジュールを合わせて訪れてはいかがでしょうか。

施設情報

例年の見頃 3月下旬~4月中旬
所在地 〒614-8588
京都府八幡市八幡高坊30
グーグルマップで見る
電話番号 075-981-3001
アクセス 京阪電鉄「石清水八幡宮駅」下車、乗り換え「八幡宮口駅」まで歩きケーブル乗車、「八幡宮山上駅」下車徒歩5分
拝観時間 6:00~18:00(年末年始は変動有)
公式HP https://iwashimizu.or.jp/

※情報は、時期により変更になる可能性があります。常に最新の情報を公式ホームページなどでチェックしてください。

京都に桜を見に行くならJR東海ツアーズがおすすめ

桜のための京都旅行なら「京都桜・花見の名所情報 2024」

桜特集

桜のための京都旅行ならJR東海ツアーズの桜特集がおすすめ!
新幹線で行く、宿泊パックの他におすすめプランや桜の開花情報もこちらで確認できます。見頃に合わせてエリアを選んだり、いろいろなお寺や神社を巡ってみるのも良いかもしれません。
自分に合ったお好みのプランをぜひ探してみてください♪

京都旅行のプランがすぐに見つかる「京都旅行特集」

京都旅行

「そうだ 京都、行こう。」
JR東海ツアーズなら思い立った時にすぐに「京都旅行」が探せます。新幹線と宿がセットになったプランなど自分に合ったものがすぐに見つかります。

まとめ

今回は「京都における桜の穴場スポット」をテーマに、洛中・洛東・洛西・洛南・洛北の5つのエリア別に隠れた名所をご紹介しました。

有名な桜スポットで賑やかな雰囲気のなかお花見をするのもいいですが、時には「知る人ぞ知る名所」を訪れて静かに桜を愛でるのも素敵です。桜の種類によって、さらには場所によって開花時期が異なるので、まずはお目当てのスポットの開花状況に注目してみるとよいでしょう。

風情あふれる古都・京都でひっそりと咲く桜とともに、じっくりと春の訪れを噛みしめてはいかがでしょうか。

※営業時間等が変更となる場合がございます。最新情報は各施設へお問合せください。
※情報は2024年1月現在のものです。

※本サイトに掲載の画像・イラストはすべてイメージです。
編集:JR東海ツアーズ