治承4年(1180)、源頼朝は、新たな政権「鎌倉幕府」を創り上げます。
頼朝のもとに集った人々は、自らの主の意を込めて、頼朝を「鎌倉殿」と呼びます。
頼朝の死後、この鎌倉殿を支える存在として選ばれたのが、北条義時をはじめとする13人の重臣たちでした。
鎌倉殿と北条義時を中心に、関連する史跡、周辺観光施設などを紹介致します。

~始まりの地伊豆編~
源頼朝を庇護した豪族・北條時政の次男として生まれた義時。
鎌倉幕府の開設にも尽力し、やがて執権として幕府の実権を掌握した義時にゆかりの深い、伊豆を散策してみよう♪

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北條寺
北條寺は、鎌倉幕府2代執権・北条義時が創建した寺院。義時の嫡子が命を落とした際にこの北條寺を墓所として七堂伽藍(しちどうがらん・寺院において主要となる7つの建物)を建立し、運慶に命じて仏殿の阿弥陀如来像を造らせたのだとか。境内には義時夫妻の墓が鎮座するほか、北条政子によって奉納されたと伝わる「牡丹鳥獣文繍帳」といった貴重な文化財も所蔵されています。
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願成就院
願成就院(がんじょうじゅいん)は「13人」のひとりである北条時政が、源頼朝の奥州藤原氏攻めの戦勝を祈願して建立したと伝えられる寺院。広大な境内とその周辺一部地域が国指定史跡で、メインとなる「大御堂」には鎌倉初期に活躍した仏師・運慶作の仏像5体が祀られています。5体とも国宝に指定されており、運慶の写実的で力強い表現を間近で拝観できる大変貴重なスポットです。
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眞珠院 (八重姫静堂)
眞珠院(しんじゅいん)は、源頼朝との悲恋の末に真珠ヶ淵に身を投じた伊東祐親の娘・八重姫を祀る寺院。境内には八重姫の墓である「八重姫御堂」が鎮座するほか、家族安穏のお守りとされる「那木の木」や静岡県内最古の石塔「定仙大和尚塔」、歳の数だけ石を叩いて願い事をすると成就すると伝えられる「願掛け石」といったパワースポットが点在しています。
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豆塚神社
豆塚神社は、古代から伝わる大男山の「石徳高神社」より遷座したとされ、江戸時代には「江間(馬)大明神」とも呼ばれ信仰を集めた神社。神社には、江戸時代中期の元文5年(1740)に書かれた「霊社再修造之梁銘」が伝来しています。梁銘には、神社の由来とともに、「土御門天皇の時代に、義時がこの地に社殿を移し、新しく社を建てた」という一文があります。
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頼朝の足湯(伊豆長岡温泉)
伊豆配流時代の源頼朝が通い、英気を養った古湯として知られています。
狩野川沿いの古奈湯本公園にあり、足湯施設の他に数台の無料駐車スペース、足つぼ刺激の"健康快道"があります。
利用時間は午前8時~午後10時です。
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